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膵臓癌の治療体験談が話題に!手術後の心のケアが余命を伸ばすのか?


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日本人ならば、二人に一人がかかると言われているガン!

なかでも、発見が非常に難しいと言われ、
生存率も低いとされている、すいぞう癌。。

膵癌とも言われ、若くして亡くなられた方々も多いのが、この癌の特徴でもあります。

私の肉親も膵臓癌で亡くしましたが、
どのような治療やケアがあるのか、またどうしたら防げるのか、
体験をもとに、まとめてみました。


「膵がんに対する最近の取り組み」山口大学医学部附属病院胆道膵臓内科 戒能聖治 准教授


膵臓癌とは、どのようなガンなのか?

最近、糖尿病が着目されているので、膵臓の働きについては、
ご存知の方は多いのではないでしょうか?

膵液と言われる分泌液を出し、消化を促進する酵素となったり、
インスリンを分泌し、血糖値を下げる働きをしたり、
昨今の健康ブームで、膵臓の働きも知られるようになりました。

特に、膵液は膵管を通って、十二指腸へ送られることで、
強力な消化酵素になると言われています。

膵管がつまり、膵液が流れなくなると、
膵臓自身が、自分で分泌した膵液で消化されてしまいます。

これが、急性膵炎の原因とも言われてます。。

膵臓は、食物で取った栄養や血糖のコントロールに、
重要な役割を果たしています。

さて、なぜ膵癌が発生するのか、詳しい原因は解明されてませんが、
膵癌発生を助長する要因(間接的にガン発生を促進してしまうリスク因子)は、
最近、わかってきた模様です。

以下の内容は、新潟大学の岡田正彦名誉教授の
インタビューから抜粋し、まとめてみました。

ひとつは、遺伝! 肉親で膵癌になった人がいると、
リスクが1.8倍になると言われてますが、
遺伝性のものは、全体の10%以下とも言われてます。

リスクなのは、やはり「肥満・飲酒・糖尿病」!
特にヘビースモーカーは、非喫煙者の2.2倍も高くなると。。

肥満は、BMI(肥満指数)25以上は、25未満の約2倍。。

飲酒は、研究データがバラバラみたいですが、
最大で1.38倍と言われてます。

糖尿病患者では、血糖値が10mg/dL上昇するごとに、
リスクが14%ずつ高まることが分かっている模様なので、
要注意です。

出典URL:http://biz-journal.jp/2016/01/post_13404.html


私の肉親のケースを振り返ってみよう!

実は、10年以上も前になりますが、母親を膵癌で亡くしました。
膵癌と分かったのは、偶然でした。。

膵癌が分かった経緯とは?

もともと、公害の影響で肺が悪く、大病院で治療していましたが、
その時は、体がだるい状態が続いたので、いつもとは別の、
消化器科で見てもらったところ、ガンが見つかりました。

それも、最初は、黄疸が出ていたので、
肝臓の病が疑われ、CTを撮ったところ、
膵癌が見つかったというもの。。

ガン告知を受けた時に分かったのですが、
膵臓がガンで膨らみ、胆管を圧迫してし、
胆汁が肝臓から十二指腸へ流れなかったため、
肝臓に負担がかかり、黄疸が出たと言われました。。

10年以上も前の話なので、今は、
早期発見の医療技術が進んでいることでしょう!

当時は、手の施しようがないと言われ、
余命3ヶ月と告知されました。。

ステージⅣで、癌が門脈が3つに分かれている
部分にまで浸潤し、当時では、手術不可能と言われました。

ただ、5〜6年後に知り合いが膵癌になった際は、
同様の症状でしたが手術し、綺麗に取り去った模様ですから、
やはり、医療技術は進歩しているのでしょう。


リスク因子はなんだったのだろうか?

母はなぜ膵癌を患ったのでしょうか?
これを振り返ることで、自分自身の罹患を、
防げるかもしれません。。

母の肉親や血筋で、膵癌を患ったと聞いたことはありません。。
母方の祖母が子宮癌で亡くなったらしいと聞いた記憶はありますが、
そうなると、遺伝ではないことになります。

糖尿病でもないし、飲酒もタバコもしません。

ただ、やや太っていたので、肥満かもしれません。。

また、揚げ物が好きで、揚げたてだけではなく、
1日置いた揚げ物も食べてましたから、
個人的には、これが肥満の元ではなかったか?
と考えています。

当時は、BMIといった概念が波及されておらず、
値も知りませんでした。。

考えられるのは、肥満しか思い当たりませんが、
でも、いまひとつ、ピンときませんね。。

引き続き、アンテナを高くし、情報キャッチしたら、
ブログであげましょう!


どのような治療を受けたのか?

はじめに、行先のなくなった胆汁を取り除くため、
管を差し込み(刺した場所は記憶にありませんが)、
外部に排出する措置を施しました。

これで黄疸が消えた後、抗がん剤でした。

今から思えば、延命措置でしかありませんでしたが、
ジェムザールという抗がん剤を、何クールか受けました。

でも、最初は、余命3ヶ月と言われてましたが、
その時期を迎えても、比較的元気でいました。

でも、抗がん剤が効いたのかどうかは、
残念ながら、わかりません。。

別の民間療法も併用してたので、もしかしたら、
これが効いたのかもしれません。。

また、一時期、冷えがひどく、
夜も眠れない状況だったみたいですが、
ある漢方薬を処方されてからは、落ち着いたので、
冷えの解消が効いたかもしれません。

何れにしても、医師からは、何が効いたのか、
何も言われませんでしたね。。

一時期、痛みを訴えましたが、
これも、鎮痛効果のもので、乗り切りました。

結局、3ヶ月を超え、1年ほど入退院を繰り返しましたが、
最期は、苦しむことなく、息を引き取りました。


延命できた要因を考えてみよう!

3ヶ月と言われた余命が、10ヶ月とはいえ延命できたのは、
なぜだったのでしょうか?

これは、私の勝手な推測ですが、
病院でのケアではなかったのでは?と考えています。

最期を迎えるまでの3ヶ月間は、入院してたものの、
ほどんど治療はしてなかった記憶があります。

唯一、痛みが出た時の鎮痛処置だけだったと記憶してます。

思い返してみると、母は、よく喋って笑ってました。
悲壮感なはなく(カラ元気を出していたのかもしれませんが)、
病室の方々や、お見舞いに行くと、よく笑ってました。

もしかしたら、笑いには様々な効果があると言われてますから、
「笑い」に支えられていたのかもしれません。

亡くなる1〜2ヶ月ほど前には、結構元気で、
癌患者とは思えないくらい、笑ってましたから。。

別の手術された患者さんとも、色々と世間話してましたし、
この患者さんも、母より早く退院してましたから、
よくおしゃべりして笑うというのは、
効果があるのかもしれません。。

個室ではなく大部屋だったのが、功を奏したのでしょうか?

「病は気の持ちよう」という諺がありますが、
気持ちだけで病気を治すことはできないでしょうけど、
前向きなマインドで、緩和ケアはできるのかもしれません。


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